リコーは,開発中の”発電ゴム”と専用の電源回路を組み合わせることにより,荷重や振動を電力源として機能する,メンテナンス不要の新しいモジュールを開発しました。本モジュールを靴の中敷きに埋め込むことで,歩行により発電し,取得したデータを演算処理して無線送信することができます。
発電素子+センサー素子+電子回路
発電/センサー併用素子1枚あたり:厚み約0.5毫米,重さ約4 g
電源回路+演算用マイコン+無線送信モジュール
さらに,発電ゴムを電源だけでなく足底(そくてい)センサーとしても活用することで,歩き方の特徴やバランスを可視化し,ヘルスケア用途に役立てられる可能性もあります。
応用例)
他の環境発電材料では実現できなかった柔軟・軽量性と,センサーとしての感度の良さを活かし,より安心,便利な社会を実現するための革新的なモジュールを広く提供したいと考えています。