これらの障害の診察には、MRIなど生体の形状を画像化する装置を用いていました。しかしながら、形状を見るだけでは神経活動の伝搬に障害があるか判断するのは困難です。
神経活動の伝搬を測定するために、これまでは針を刺して神経電流を直接測定するなど、身体への負担が大きい手法を用いる場合がありました。リコーは、人体への負担を少なく神経活動の伝搬を測定する脊磁計を開発しました。
画像機器で培われた画像処理技術を強みに、脊髄に神経障害を持つ方々の診察を容易にし、生活の質の向上に貢献したいと考えています。
※共同研究機関 ・東京医科歯科大学 ・金沢工業大学
※本システムは未承認医療機器のため、販売・授与できません。