ニュースリリース
2017年1月18日
株式会社リコー
株式会社リコー(社長執行役員:三浦善司)は,プロダクションプリンティング市場向けのプリントMIS(経営情報システム)ベンダー大手のアヴァンティコンピューターシステムズ社(本社:カナダトロント,首席执行官:帕特里克·波兰以下两代情社)を買収いたしました。
これにより,プロダクションプリンティング市場のお客様に対して,生産ワークフローにおける提供価値の拡大を図り,経営効率・生産性向上の支援をグローバルに展開してまいります。
リコーは,2013年7月に两代情社に戦略的投資をしており,この度,買収に至りました。
两代情社は,プリントMISを米国中心に提供し,高い評価を得ている会社です。同社の”スリングショット”は,印刷物の各生産工程間でジョブ管理情報を共有するために設計された業界標準の文書フォーマットであるJDF(工作定义格式)に対応し,プリプレス~プレス~ポストプレスの工程統合管理のための国際標準化団体であるCIP4*の認定を取得している業界最先端のプリントMISです。
リコーはプロダクションプリンティング市場に対して,高画質・高生産を誇るプリンター“理光Proシリーズ”を提供していますが,お客様のリコーに対する期待はプリンターだけではなく上流システム,下流システムの課題解決に広がっています。
こうした期待にお応えするために,リコーは2014年12月に米国のPTI社を買収し,ウェブトゥープリントやバリアブルプリントなどの提供価値を拡大してきました。今回さらに两代情社が加わることで,自社製品群でプリントMISを含む生産ワークフロー全体のシステムの提供が可能となります。また,阿凡提社のシステムは,“理光Proシリーズ”だけではなく他社製品とも連携し,お客様に対しより広範囲なソリューションを提供します。
リコーは生産ワークフローにとどまらず,マーケティングワークフローでの価値提供も開始しており,また,パートナー会社との協業を通じ,お客様へ高い付加価値を提供し続けるエコシステムの形成を目指します。
リコーグループ理事
ビジネスソリューションズ事業本部PPPSSW開発センター所長兼ppuマーケティングセンター所長
杰夫Paterraのコメント
私たちはお客様のビジネスの成長と業務効率の向上をお手伝いするために常に商品ポートフォリオの改善に取り組んでいます。理光Proシリーズは,高画質・高生産が評価されグローバルでのシェアを伸ばしており,またお客様からは,印刷業務の上流システムから下流システムに至るまでの幅広い課題を解決するものと期待されています。この度の两代情社の買収により,さらなる業務効率改善のご提案が可能になります。
两代情社社長帕特里克·波兰氏のコメント
3年半前のリコーによる当社への戦略的投資は,先進的な製品開発と革新的なMISソリューションの拡販において大きな機会となりました。この度のリコーによる買収は,グローバルマーケットにおける两代情社の成長をさらに加速するものとなります。
社名:两代情计算机系统有限公司
設立 : 1984年
本社所在地:カナダトロント
事業内容:印刷事業向けプリントMISソフトの開発,販売,関連サービス,サポート
* CIP4的国际合作为一体的过程在印前,媒体和Postpress组织の略。
リコーグループは,ドキュメントマネジメントシステム,它サービス,プロダクションプリントソリューション,ビジュアルコミュニケーションシステム,デジタルカメラ,産業用製品·サービスなどを世界約200の国と地域で提供するグローバル企業です(2016年3月期リコーグループ連結売上は兆2090億円)。
創業以80年来にわたり,高い技術力,際立った顧客サービスの提供と,持続可能社会の実現への積極的な取り組みを行ってきました。
想像力の結集で,変革を生み出す。リコーグループは,これからも”想象。改变。”でお客様に新しい価値を提供していきます。
より詳しい情報は,こちらをご覧ください。
http://jp.ricoh.com/
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